モブオタク・ログストレージ

ゲームとかアニメとかエロゲとか音声作品とかを気まぐれに嗜む筆者が、コンテンツに対して感じたこと、考えたことを書き殴ってみて置いておく場所になる予定です。こんなこと考えてるやつもいるんだな、程度に目を通していただければと思います。

星の音を聞きに行ってきました。~2021関西旅行記 Part3~

ご無沙汰してます。ミカギです。

 

今回は関西旅行Part3、神戸編です。

そしてタイトルでわかるのとおり、神戸での目的は僕がこの世で一番好きなエロゲ、『恋×シンアイ彼女』の聖地巡礼です。

恋×シンアイ彼女』は全人類プレイしてるので、このタイトルで皆さんお分かりでしたよね。

 

……え!?もしかして『恋×シンアイ彼女』をプレイしておいででない!?

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三日目

京都の宿で6時に起床。荷物をまとめてチェックアウト。

実は予算を抑えるためにドミトリーに初挑戦だったんですけど、カプホより広々としてて良かったですね。正直やたらテンションの高い陽キャ集団に絡まれたらヤダなぁと思ってたんですが、話しかけられることは全くなかったですね。カプホより好きかもしれない。

 

そんでいざ外に出たらめっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃ雨降っててワロタ。まぁ予報どおりだったんですけど…

 

そう都合良くはいかないよなぁと思いながら、京都駅から京都線新快速に乗って三ノ宮へ。京都線新快速さん、片道1000円は正直高いけど乗り換えなし1本で僕を運んでくれたので好きです。でも高いのでやっぱりなるべく乗りたくはないですね。

 

三ノ宮に着いたらとりあえず宿に。あわよくばチェックインしてもう寝てしまおうかとも思っていたのですが

 

フロントさん「チェックインが6時間後なので、ダメですね~。」

 

そりゃそうじゃ。

 

荷物だけ預かってもらって路頭を迷うことになってしまいました。しょうがないので近場から攻めることに。

 

というわけで1発目。

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いや、いきなり恋カケじゃないやん。

 

はい。こちら朝武さん家のモデルになってる生田神社さんです。迫力がありますね。

『千恋*万花』、良いゲームですよね。ゆずソフトさんのキャラはどの娘も甲乙つけがたいですが、僕は『千恋*万花』じゃ馬庭芦花が好きです。

 

これは境内の奥にあったデカい木。特に立て札とかこの木自体が特別なものとかではないはず。

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せっかくなので御朱印御朱印帳を購入。(宿に戻ってから撮影)
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その後町を北上し、北野クラブ ソラさんへ。

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新堂彩音、好きだ…

 

入り口を超えて奥へ進んでいくとカフェがあります。ファンブックに載っているものとは全く違いますが、位置関係的にもしかしたらここがMonettoなのかなぁとか妄想して見たり。

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ついでに軽食でも食べていこうかと突撃したら開店30分前でした。普通に迷惑なのでオタクは反省するように。

はい、すみませんでした…

 

カフェの横を通って、次は御影駅を目指します。

 

紅葉がイイ感じ。

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途中で一瞬『千恋*万花』のオタクになってきました。

ザ・ガーデン・プレイス 蘇州園さん。ここは鞍馬さん家の旅館のモデルですね。
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先に少し進むと通学路のモデルになった岐路。ファンブックに掲載されてる写真と比較してかなり変化してたので最初気づけなくて素通りしてしまいました。
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劇中だと左右反転して描かれているので、寄せるならこうですね。
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更に進んでいくとなんかすごいとこがありました。灘目の水車というらしいです。f:id:Mikagi_Marfes:20211208141348j:image

 

ここから南下して御影駅へ。途中で雨が洒落にならないくらい強くなって一人険しい顔になってました。

 

というわけで御影駅に着。写真見れば一目でわかりますがマジで洒落になってない降水量。俺に快適に旅をさせてくれ。

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一応劇中の構図で写真撮るだけ撮りました。スケジュール詰まってまた来れないかもしれなかったので。
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というわけで三ノ宮まで戻って、宿にチェックイン...と思ったのですがチェックインの時間まで1時間あったので、先に近場のカフェで昼食を取ることに。
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ナポリタン、美味い。旅行中歩きっぱなしの身体にケチャップの旨味、酸味、塩気、甘味の全てが沁みますね。

 

そうしてようやく宿にチェックイン。皆やるやる恒例のVODチェック。

 

『劇場版アイカツ!』!?流石に理解がすぎる。

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仮眠を取ったら3時間ほど寝てたみたいで、時刻は17:30。イイ感じに暗くなって来てたので、駅前で赤チャリを借りて須磨海岸を目指します。

須磨海岸までの移動を自転車にできたのは嬉しい誤算でした。小学生時代の星奏と洸太郎の冒険を追体験しているようで、とてもエモかったです。

 

そうしてチャリを転がして1時間くらいかな?須磨海岸に到着。
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共通√最高潮シーン。本当に好き。特に星奏の「私、結構厳しいよ?」がまーーーーじで好き。どうしても音楽家としてしか生きられない星奏の信念を曲げさせることの難しさがこの一言に詰まってる。実際のところ、最後まで洸太郎は星奏の信念を曲げさせることはできなかったのかもしれないし、できたのかもしれない。そこは読み手の受け取り方次第だし、一生解答の出ない話題ではありますが、ともかく星奏と洸太郎の2人の生き様はとても尊いものだと思います。

 

ちなみにこれを撮影したのが桟橋の上だったんですけど、風が強すぎてPCが吹き飛ばされるんじゃないかってくらいだったのでおススメしません。

 

その後は波の音を聴いたり恋カケのサントラを聴いたりしながら須磨海岸を散歩。途中裸足で波打ち際を歩いたりもしてみましたが、須磨海岸の砂は粒度が荒くてメチャクチャ痛かったのでこれもオススメしません。これを読んでる人はサンダルを持参するようにしましょう。

 

それではここでワテクシのキモ・ツイートをご紹介。

 

またチャリを1時間ほど転がして三ノ宮へ。なんだかんだ22時くらいに戻ってこれて電車がまだ動いてたので御影駅へ。

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個人的に好きなショット。
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この後は三ノ宮へとんぼ返りして就寝...の前に選択を済ませました。ここでタイミング逃すと着るものがなくなって翌日全裸で外に出なければいけなくなってたので危なかったです。

 

四日目

7時起床。荷物をまとめてチェックアウトし、前日に訪れた須磨海岸へ。今度は電車で向かいます。

 

前日と同じポイントでパシャリ。

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どうでもいいけどすぐ後ろに用水路?があって、ここの水が本気で綺麗だった。
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須磨海岸を離れて次は須磨浦公園へ。須磨海岸もバカ長かっただけど須磨浦公園もバカ長かった。正直言って疲れた。

 

リフト乗り場に乗って山上公園を目指します。

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リフトを降りてすぐでも街並みを一望できます。ここから見ると須磨海岸の長さがよくわかりますね。
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もう少し上って展望台へ。

 

テラスが円形なので360度完璧にカバーできるのですが、この明石海峡大橋が左手奥に見えるアングルが、御影ヶ丘町の鳥瞰図のモデルになっています。また、秘密基地のモデルでもありますね。
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山を下りたら次はいよいよ最後の目的地へ向かいます。大石駅まで電車で行って、タクシーを拾って向かいます。歩いて行っても良かったんですけど、坂が急こう配過ぎて流石に億劫になってしまいました。でもやっぱタクシーは高いね。

 

ついに着きました。灘丸山公園です。
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見つけました。おそらくこの世で一番価値のあるベンチです。
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星奏と洸太郎、2人の道はその大部分が交わることなく、共に道を歩めた時は少なかったかもしれません。そんな2人の進む先で、いずれは共に手を取り合い続けるようになったのでしょうか。答えはいつまでも出ることはありませんが、どうか2人が幸せでありますように。

 

後はベンチに座ってサントラを聴きながらまったりとしてました。

 

この後はまっすぐ家に帰りました。

実は当初の予定では奈良に行って『境界の彼方』の聖地巡礼もしようとしていたのですが、三日目の雨で計画が狂ったのでそれはまた次の機会に。

神戸にも春になったらまた来たいですしね。恋カケのラストシーンが春なので。

 

そんなこんなで、4日間にわたる一人旅も無事終わりを迎えました。

聖地巡礼、初めてやりましたが旅の目的としては予定の調整も自由なのもあって羽を伸ばせてよかったですね。また思い至ったらやってみたいです。

ちなみに写真はすべてiPhone XRで撮りました。ガッツリちゃんとしたカメラがあれば全然違うのかもしれないけど、まぁそれは機会があればということで。

サントラを聴きながらだと軽率にエモくなれるのも良かったですね。金、スマホ、サントラ。聖地巡礼3種の神器。

あ、PCなりタブレットを風景と合わせて写真撮る奴をやってみましたが、腕は疲れるしそもそも風景と合わせようとしても物理的に不可能だしって感じだったので、あんまりおススメしません。風が強くて吹き飛ばされるんじゃないかってこともあったし。

 

 

終わりに

どんなものであれ、コンテンツは人生を豊かにしてくれます。単純に娯楽として楽しむだけでも同じことが言えますが、それだけでなく、コンテンツそれぞれに込められたモノっていうのは、いつだって受け手に影響を与えるものだと思います。いわゆる駄作と呼ばれるであったとしてもそこから学べるものっていうのも少なからず存在するし、神作と言われるものであればそこから、受け取れるものはきっと受け手にとって良い影響をもたらしてくれることでしょう。

ですが、神作、駄作といったレッテルは数多くの人からの評価を元に貼られた、多数決で決められたものでしかありません。当時自分がどんなこと考えながらそのコンテンツに触れていたか。そこから何を受け取ったのか。それがどんなものであれ、少なからず自分の糧となっているはずですし、人それぞれ、自分が胸を張って好きと言えるコンテンツはとりわけそうであると思います。大事なのは、コンテンツに対する個人の想いだと思います。

聖地巡礼っていうのは、そんなコンテンツと少しでも近い場所に行ってその空気に触れることで、コンテンツに触れていた当時のことをはじめとして自分を改めて見つめ直す機会を与えてくれるものだったんだなと、今回の旅で思いました。

 

恋×シンアイ彼女』の挿入歌兼Grand EDの『GLORIOUS DAYS』にこんな歌詞があります。

 

何回同じことをしたって 意味はないけど

それがくだらないことだって 分かっているけど

Grow Up そうやって僕らきっと 選んできたんだ

ここが自分たちにとっての 素晴らしい世界

 

意訳っぽくなってしまいますが、これまで自分が人生の中で選んできた道の先に今自分が立っているわけで、その選択は色々なところから吸収して育んできた自分の考え、価値観を元に行っています。その中には自分が娯楽として触れてきたコンテンツも含まれるわけで。くだらないと思ったもの、意味がないと思ったもの、そういったものに時間を割くのは無駄のように思えるかもしれないけどそうではなくて、それら全部ひっくるめて今の自分が形作られているんだと。

過去を振り返って「あの時こうしていればもっといい現在になっていたかもしれない」と思うことはできるけど、実際に戻ることはできない。そしてこの先の人生も自分で道を選んで進んでいく。そうして作っていった世界は、自分にとって素晴らしいものになるんだと、そういう風にも読み取れるかもしれません。

 

今回の旅の中で自分が星の音を聞けたのかはわかりませんが、自分も星奏と洸太郎のように、自分の信念を芯にもってこれから先も過ごせていきたいと思います。

 

そんな臭いことを考えながら見上げた空は、昨日の悪天候とは打って変わって快晴でした。まるで、晴れた空が歌い出してるように感じられました。
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