モブオタク・ログストレージ

ゲームとかアニメとかエロゲとか音声作品とかを気まぐれに嗜む筆者が、コンテンツに対して感じたこと、考えたことを書き殴ってみて置いておく場所になる予定です。こんなこと考えてるやつもいるんだな、程度に目を通していただければと思います。

青春さんの当番ちゃんシリーズについて考える

はじめに

※ この記事は後半、『おま〇こ当番』シリーズのネタバレを含みます。未視聴の方は前半だけ読んでブラウザバックした後、下のURLから2タイトル購入して視聴しましょう。

-純愛おま○こ当番【フォーリーサウンド】 [青春×フェティシズム] | DLsite 同人 - R18
-純情おま○こ当番【フォーリーサウンド】 [青春×フェティシズム] | DLsite 同人 - R18

2020年が終わる前に、今年一番刺さった音声作品について色々と書きなぐっておこうと思い、この記事を書くに至りました。

本記事では、『青春×フェティシズム』様から発売されている『おま〇こ当番』シリーズについて取り上げていきます。

なんでこのシリーズなのか、っていう話からすると、このシリーズは他の音声作品と比べてあまりにも異色だからです。
詳細は次の項で。


このシリーズの異色さ

トラック1から4までは多少の会話がありつつもえっちに明け暮れるのですが、トラック5で状況が急転し、トラック6で丸く収まるという構成になっています。
このトラック5 ~ 6が、このシリーズが他の音声作品と比べて異色を放っている要因です。
普通の音声作品だったらえっちを重ねていく中で心境に変化があって最後に付き合ったりなんだりで話が終わります。
対して『おま〇こ当番』シリーズではトラック5で、いわゆる起承転結の"転"を挟むことで、作品への没入感が強まっています。

そしてもう1つの要因が、作中での"説明の無さ"です。
普通(少なくとも自分が聴いてきた中で)の音声作品は、大体導入の中でその作品の設定や世界観が解説されることが多いと思います。
これは一言でまとめると"今"の説明になっています。
ですがこの『おま〇こ当番』シリーズでは"今"の説明はされません。分かるのはただ『おま〇こ当番』という制度があることだけ。

そんな中で、各トラックでの会話からわかる情報を拾っていき、最後にトラック6に行き着くことで、主人公(聞き手)とヒロインの心情が明確になります。
そんなおま〇こ当番としてのえっちから恋仲へ発展する様は、間違いなく青春そのものです。

 

2タイトルを聴いてわかる範囲の情報をまとめてみる

『純愛』と『純情』を聴いて分かる範囲から分かる設定を、下に箇条書きでまとめていきます。

- 『おま〇こ当番』という制度が高等教育課程に存在する。
『純情』で「小学校時代から6年間」と言っているので、主人公とヒロインは高校生で確定です。
『純愛』と『純情』の舞台が同じ学校かは明示されてないので、高等教育課程以外にも存在しててもおかしくないですが、明示されてないので考慮から外します。
また、『純愛』で「当番をやると内申が上がる」と言っているので、結構一般的に認知されて、かつ推奨されてそうです。

 

2021/12/09 追記

2021/06/10に青春フェティシズムさんから青春タウンの紹介動画が公開され、ここで『純愛』と『純情』の舞台が同じ学校であることが明言されました。

また、2021/11/27に発売された『リア恋おま○こリフレ』によって、『おま〇こ当番』は学校特有の文化ではなくもっと公的なものであることも判明しました。

 

- 『おま〇こ当番』は立候補制
『純情』で申込書の存在が明らかになっているので、『おま〇こ当番』は学校側からの指名などではなく、生徒側からの立候補制であることがわかります。
また、生徒側の意思が尊重される側面もある様で、誰にでもOKな当番もいれば、特定の人の専属当番もいる様です。これも『純情』での会話から読み取れます。

- 『おま〇こ当番』には任期がある
『純愛』で「今日がおま〇こ当番最終日」と言っているので、『おま〇こ当番』にはある程度の任期があることがわかります。

- 実はヒロイン2人の名前は公開されている
作中ではありませんが、2人のヒロインの名前はさりげなく公開されています。
『純愛』のヒロインは六花、『純情』のヒロインは澪という名前です。
DLsiteの作品ページをよく調べてみると見つけられるので、頑張って探してみてください。

 

やってみて分かりましたが、2タイトルで共通して言えそうなことって、これくらいしかありませんでした。
思いつかないものは仕方ないので、次に『純愛』と『純情』に分けて考えていきます。

 

『純愛』について考察する

『純愛』の当番ちゃん(以下六花ちゃん)は、「来たの君だけだよ」と言っているので、前述したところの誰にでもOKな当番だと読み取れます。
当番をやっているのはおそらく内申点目的です。家で学童兼塾をやっていることから、親が日中家にいないことがわかります。趣味も読書くらいのようなので、趣味とは関係なくバイトをする必要があるようでもあるので、何かしら複雑な家庭の事情がありそうです。これらから、少しでも内申点を稼ぐために当番をやっていると推察できます。

正直こんなドスケベボディをしていて今まで誰もえっち頼みに来なかったっていうのは到底理解できませんが、まぁもともと影が薄くて名前と顔が一致しないとかそんな感じだと思います。
そんな中、きっかけは分かりませんが主人公が六花ちゃんに惚れて、その後六花ちゃんが当番になることを知って、他の男に六花ちゃんを取られないよう、授業以外の時間全てを専有しようとしました。
しかし、おそらく自分のわがままに突き合わせ続けた負い目から、最終日はえっちしに行きませんでした。
そして六花ちゃんのほうは、学童の話から、もともと人の世話を焼くのが好きなんだと思うし、自分に甘えてくる主人公とは相性が良かったんだと思います。

ぶっちゃけ『純愛』ではお互いがお互いを好きになったきっかけや理由が全く語られていませんが、この2人の恋愛模様はどうしようもなく青春そのものです。
恋はするものじゃなくて、気が付いたら堕ちてるものなんですよね。そういう意味で、このタイトルは文字どおり『純愛』だと思います。

 

『純情』について考察する

『純情』の当番ちゃん(以下澪ちゃん)は、「当番になっても君意外とする気はなかった」と言っているので、前述したところの専属当番になるつもりだったようです。
まぁ蓋を開けてみたらそもそもおま〇こ当番ですらなかったんですが。
作品紹介の紹介文に負けない小悪魔系えっちメスだが、同時にずっと主人公のことだけ見てくれてる。
そのうえで自分が周囲からえろい目で見られていることを主人公に散々言いふらし挑発してくる。間違いなく小悪魔。
こんなに挑発してくるくせに、おま〇こ当番になるまでは一切絡みがなかったようなので、おそらく中学時代は全然話しかけられず、高校デビューして明るく振舞えるようになったものの主人公に対して踏み込むことができなかったんだと思うと、あまりにも純情すぎてこっちが死にそうになります。
高校デビューを含め主人公のためだけに自分磨きに励むのも可愛すぎ。あまりにも純情ギャルが好き。ありがとう……ありがとう……。


おわりに

『純愛』と『純情』、シリーズとしてコンセプトを統一しつつ、それぞれの恋愛模様の色が違っていて、どちらも作品ごとヒロインが好きになれる内容に仕上がっています。
このシリーズは冒頭で述べたとおり、他の音声作品と比べて明らかに異色ですが、それ故に他の作品にはない魅力に溢れています。

冒頭に未視聴のひとは前半でUターンを促しているので、ここまで読んでくれた人は既に視聴済みかと思いますが、まだ視聴していない人、既に視聴した人も、本記事をきっかけに『おま〇こ当番』シリーズをより楽しめるようになっていたら幸いです。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。